4番に座る中日の救世主 ビシエドは3割30本打つ

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 阪神との開幕カードで3試合連続本塁打を放つなど、センセーショナルな打撃を見せている中日・ビシエド。27歳にしてメジャーリーグで66本塁打という実績の持ち主だけに楽しみにはしていましたが、打球の速さ、伸びは目を見張るものがあります。ルナが広島に移籍したので、打力を心配していましたが、中日はすごい選手を獲得しましたね。
 スイングの速さと力強さを生み出している、体を速く回転させることにこだわった打ち方は、いかにもキューバの選手らしいものです。フリー打撃でも、あれこれ考えずに思い切り打ち抜くスタイルでライナーでバックスクリーンに放り込んでいました。思い出したのが、僕がアマチュア時代に戦った当時、世界最強を誇ったキューバ代表の主砲のリナレスやキンデラン。彼らもバットを速く、強く振ることだけに重きを置いているという感じで、スイングし終わった後に、バットがキャッチャーの頭にぶつかることがしばしばあったほどです。ビシエドもフォロースルーは気にしていないと思いますし、タイミングが遅れたり、逃げていく変化球でもフルスイングしてくる。形などは考えずに、タイミングを計ってとにかく目いっぱい振る。それだけを考えているのだと思います。
 しかも、これだけバットを強振するのに空振りが少なく、追い込まれてからもファールでついていけたり、ボールは見極めたりと簡単にアウトにならない。球を迎えにいくスウェーの動きがないため体の軸がブレることなくスイングができているのが、その大きな要因です。パワーがあって、これだけ振ってこられるとバッテリーは変化球でかわしたくなるのですが、彼は球を追いかけないですし、腕が長いので外の変化球にもバットが届いて対応してくる。むしろ変化球のほうが打てている印象すらあります。内角の速い球で厳しく攻められ、それを強く意識させられたときにどんな打撃ができるのか、ここまで強く体を回転させて振るので疲れが出たときに同じように打てるのかというのはまだわかりませんが、打率3割、30本塁打をクリアできる能力を持っています。
 通訳の方に聞くと「すごくマジメな選手」とのこと。中日はいまのところ得点力がそれほど上がってはいませんが、全試合4番を任せられる選手が加入したことで打順を決めやすくなりますし、ビシエドの活躍でまわりの若い打者も刺激を受ける。高橋周平らが引っ張られるように活躍すれば打線は力強い並びになる。
ビシエドは4番としての働きだけでなく、打線そのものを活性化させる存在になりそうです。
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開幕から9戦連続安打中。打率.485、打点8、本塁打4と驚異的な数字を残している(4月4日現在)
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