新シリーズ 有名人たちのもう一つの顔「私、マニアです」第4回 嘉門達夫

醬油入れオタク
「替え歌よりハマって30年で300個超!」
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かもん・たつお ’59年、大阪府生まれ。高校在学中に笑福亭鶴光に入門。’81年にサザンオールスターズの桑田佳祐と出会い、彼の別名・嘉門雄三から芸名を決定。自伝的小説『丘の上の綺羅星』(幻冬舎)発売中。6月4日から神戸、東京などで「世相を笑い飛ばすツアー2016」を開催
「奥深いですよ〜、醬油入れの世界は。注意して見ると、魚の形でもタイやカツオ、マグロといろいろあるんです」
 替え歌メドレーで有名な嘉門達夫(57)が集めているのは、弁当などについている小さな醬油入れだ。興味を持ったのは、高校2年のときにさかのぼる。
「当時、ボクは山口百恵さんの大ファンでした。彼女が大阪万博の会場だったエキスポランドでのイベントに来たことがあるんですが、インパクトの強いプレゼントを渡そうと思ってね。インパクトがあれば、同封したファンレターも読んでもらえるでしょう。そこで考えついたプレゼントが、プラスチック製の醬油入れ1ダース。ちゃんとリボンでラッピングしましたよ。ワクワクしながら百恵さんが会場から出てくるのを待っていましたが、ガードが厳重でプレゼントを渡すどころじゃありませんでした。悔しくて、醬油入れを太陽の塔に向かって投げ捨てたのを昨日のことのように覚えています」
 醬油入れ収集に本格的にのめり込むようになったのは、30年ほど前に札幌駅で買った駅弁がきっかけだった。
「仕事で北海道を旅行していたんです。シャケ寿司の駅弁を買ったら、クマの形の醬油入れがついていた。シャレがきいていますよね。シャケが大好物のクマが醬油入れだなんて。小僧寿しチェーンの醬油入れが小僧の形なのは知っていましたが、それから興味がわいていろいろと探しまくったんです。MCを務めていた『ラジごめⅡ金曜日の王様』(中京テレビ)でも『オモロイ醬油入れがあったら、どんどん送って』とリスナーにお願いするとアッという間にたまってね。いまでは300個以上になります」
 醬油入れの正式名称はタレ瓶(びん)というそうだが、弁当につくプラスチック製のそれは年々減少。嘉門が札幌駅で購入した「やまべ鮭寿し」に入っていたものも、現在ではビニール製の四角いパックになっている。
「あんまり見かけなくなって、さみしいですね。ただ数が少なくなったとはいえ、いまでも珍しい形の醬油入れを見つけたら捨てずにとっておきます」
 嘉門はほかにも、B級清涼飲料水の入れ物などを集めている。
「たとえば三ツ矢サイダーならぬ三ツ扇(おうぎ)サイダーや、セブンアップならぬファイブアップ、リポビタンDならぬリポチオンCなどです。醬油入れもそうですが、入れ物には意外な存在感があるんです。こだわるとやみつきになります」
 最近、嘉門がハマりつつあるのは、歯磨き粉入れだという。
PHOTO:小松寛之
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