招致総額88億円 裏ガネ2億3000万円、「五輪利権」の闇をすべて知る男「マスゾエの逆襲」

この恨み、はらさでおくべきか!
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最後の退庁時、付き添った職員はわずか8人。政策企画局に所属する知事補佐官たちが深々と一礼して見送ったが、知事は公用車の窓も開けなかった
 まったく反省をしない男、舛添要一。6月20日、「最後の退庁」の際には謝罪や反省の様子はまったく窺えず、その目には「この恨み、はらさでおくべきか!」という怒りの炎がめらめらと燃え上がるのだった(上写真)。都知事を退任して完全に過去の人物になったと思いきや、舛添劇場の第2幕は「マスゾエの逆襲」で始まるという。
「オリンピック招致、開催における知事の権限と影響力は絶大です。舛添前知事は、東京五輪における招致活動費について、その〝裏ガネ〟も含めてすべての流れを知っています」(五輪利権に詳しいジャーナリスト)
 東京五輪招致の裏ガネ問題の核心は、東京五輪招致委員会からシンガポールのコンサルティング会社に渡った計2億3000万円の送金である。この資金が工作資金としてアフリカ諸国のIOC委員に渡った可能性が海外メディアから指摘されている。
 しかし、この疑惑も氷山の一角にすぎないかもしれない。そもそも総額88億円にのぼる招致費用が実際に何に使われたか、ほんの一握りの人物しか知ることはできないからだ。そんな情報を舛添氏はどう利用しようとしているのか。
「長野五輪招致活動の会計帳簿が焼却処分され大問題になりましたが、これは吉村午良(ごろう)長野県知事(当時)の意を汲んで行われたものです。一方、舛添氏は五輪招致に関する工作資金の実態を知ってはいるが予算執行や承認はしていません。つまり、情報をリークしたり暴露本を書いたりしても自分は安全地帯、返り血を浴びる心配はないのです」(前出・ジャーナリスト)
 舛添氏は、とんでもない爆弾を抱えながら都庁を去ったのだ。
「舛添さんが最後に退庁するとき、ひと言も語らず、公用車に乗り込んで去っていきました。都庁職員の間では、せめて庁舎に一礼でもしてくれれば気持ちが治まったのに、という怒りの声があがっています。舛添さんは都庁のなかにいたわずかな味方もすべて敵にまわしてしまったのです」(全国紙都庁担当記者)
 かくして、一人の味方もいなくなった舛添氏。同氏は自分の処遇について周囲に「このままでは終われない」と漏らしているという。ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう解説する。
「舛添さんはリベンジの人です。今回の辞任について舛添さんはまったく納得していません。とはいえ、いまの舛添さんには、政治家や学者に戻るのはそう簡単ではない。となると今後はこれまでの知識を活かしたシンクタンクとしての活動が有力でしょう。そして、政治家、学者としての経験を使い、執筆活動という手段での〝リベンジ〟も考えられます」
 もし舛添氏が知っている『五輪利権』の全貌を暴露したら、東京五輪が中止に追い込まれるほどのインパクトがあるという。舛添氏は「五輪開催」という人質を手にして、人生最後のリベンジをしかけるのかもしれない。
PHOTO:鬼怒川 毅
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