ニケシュ・アローラ元副社長「シリコンバレーの大豪邸」

ソフトバンクから1年半で245億円の報酬を受け取った男
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孫氏とは一緒に出張することも多く、ほぼ毎日電話やメールで連絡を取り合う仲だったが…
 カリフォルニア州シリコンバレー近隣の超高級住宅街。道には緑が溢れ、テスラやプリウスなど電気自動車、ハイブリッド車が行き交い、メンバー制の高級スポーツクラブが目を引く。アメリカを代表する名門・スタンフォード大学にもほど近く、IT系で成功したエリートが好んで住む地域だ。住宅の平均価格も600万㌦(6億円)を超えているという。
 この一角に、6月22日付でソフトバンクグループ副社長を電撃退任したニケシュ・アローラ氏(48)の自宅がある。
「広さは717㎡で、寝室が5部屋、バスルームが6つあります。20億円の値がつく豪邸ですが、賃貸で住んでいるようです」(米経済誌記者)
 アローラ氏は’14年9月、ソフトバンクグループに入社した。’15年5月の「ソフトバンクアカデミア」で、次のように明かしている。
「私とマサ(孫正義)は相性がよく、すぐに意気投合しました。カリフォルニアで会ったときに『日本に来てくれ』と言われて、私は『ダメだ』と断りました。その後、マサはロサンゼルスからも私に連絡してきて、『ロサンゼルスまでおいでよ。一緒にご飯を食べよう』と。マサの情熱に圧倒されたんです」
 アローラ氏はソフトバンクで主に海外投資を担当し、’15年3月期に165億円、’16年3月期に80億円という報酬を得たことで話題になったが、わずか1年半あまりで退任となった。
 6月21日には自身のツイッターで、
「私は悲しくない。(在任中は)マサと夕食を共にし、将来について話すなかで多くのことを学んだ」
 と語っていたが、2人の間にははっきりと溝が生まれていたという。
「アローラ氏はこの1ヵ月半でアリババ株やガンホーの株を売却し、180億㌦(2兆円)のキャッシュを稼ぎ出した。しかし一度投資すると、簡単に売却しないのが孫社長のこれまでのやり方で、彼の成功も孫社長の先行投資があったからです。投資路線の方向性の違いが決裂の背景にあると見られています」(全国紙経済部記者)
 アローラ氏は’68年にインドの中流家庭に生まれ、父はインド空軍勤務だった。名門・バナーラス・ヒンドゥー大学を卒業し、’89年に片道航空券とかばん2個、現金100㌦だけを手にアメリカに渡った。留学先のノースイースタン大学では、夜は学生寮の守衛として働きながら、経営学修士号を取得。投資会社などでアナリストとして働いた後、’04年にグーグルに入社した。欧州部門の広告営業を担当し、ナンバー4である上級副社長に上り詰め、そのまま在籍すれば社長になれたと言われている。
 アローラ氏は今後、ソフトバンクに顧問として関わるが、それも「1年限り」と明言している。
 天才経営者に翻弄された1年半を経て、いまアローラ氏はシリコンバレーのこの豪邸で何を思うのか――。
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Google Earthより。庭には大きなプールが設置されている
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’14年に再婚し、子どもを儲けているほか前妻との間に娘がいる
PHOTO:時事通信社(アローラと孫)
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