「相撲界の王監督になりたい」発言の白鵬に波紋!

「モンゴル人のまま親方になって何が悪い」
「私の相撲は間違ってない」
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取組を終え、手を振りながら場所を後にする白鵬。この名古屋場所で13勝すれば、通算1000勝を達成する
「今回の発言には開いた口が塞がりません。自分の言葉に相撲界がどう反応するか、白鵬は本当にわかっていないんだな、という気がします」(元日本相撲協会外部委員で漫画家のやくみつる氏)
 横綱・白鵬(31)の発言がまたも波紋を広げている。7月11日、「私は相撲界の王監督になりたい」と題された白鵬の告白記事が週刊誌に掲載された。
〈王貞治監督は、’06年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、代表監督として日本を世界一に導いた(※王監督は台湾国籍)。日本国籍を有してなくても、帰化しなくても日本を代表する指導者になれる。私も王監督のようになるには、結果で認めてもらうしかありません〉(週刊ポスト7月22・29日号)
 現状の相撲協会のルールでは、親方になるには日本国籍でなければならないが、白鵬は「自分はモンゴル国籍のままで親方になりたい」と意思表示をしたのだ。しかし、この主張には反発も大きい。
「これまで高見山や武蔵丸など、すでに国籍を変えて親方になった人たちがいる。白鵬だけ認めるのは不公平だという考え方が角界の主流です。八角理事長も『この(国籍)条項は変えない』と断言している」(スポーツ紙相撲担当記者)
 白鵬は他にも不満を口にしている。相撲界に多大な功績があった横綱には、しこ名のまま定年まで年寄(親方)として残ることができる「一代年寄」の制度がある。ところが、これまで理事会で白鵬の名が取り上げられたことはなく、納得がいかないようだ。
〈一代年寄は過去の例では20回以上優勝した力士に与えられていますが、37回優勝している私に、まだそういうお話はないようです。お話がないということは、まだ認められていないということ。いつかいただきたい思いはあります〉(同記事)
「朝青龍化」の兆候!?
 白鵬が数々の記録を塗り替えた大横綱で、いまも他を圧する実力者であることは誰もが認めるところだが、最近の発言には「モンゴル国籍のせいで差別されている」という不満が滲む。
「朝青龍がかつて優勝20回に到達したときも、外国籍だからということで一代年寄の話はまったく出なかった。白鵬も日本国籍を取らなければ、たとえ優勝回数が40回になっても、相撲協会が態度を変えることはないと思います。白鵬も意地になっているのでしょうね。取組では必要以上に自分の強さを見せつけようとしている」(相撲評論家・中澤潔氏)
 最近は、土俵上でも必要以上のダメ押しなどイラ立ちが目につき、取組後にブーイングを浴びることも増えた。白鵬の言動に厳しい目が向けられるきっかけとなったのは、昨年初場所に取り直しの判断をした審判部を「もう少し緊張感を持ってやってほしい」と批判したことだった。今回の記事でも、
〈相撲を何度も見直しましたが、「(審判部の判断は)なんか違うんじゃないか?」という思いは変わりませんでした〉
 と自分の正当性を主張している。
「協会や相撲ファンに白鵬が認めてもらうには、自分が間違っていないと主張するのではなく、立派な態度を見せ続けること。周囲から『これだけの横綱だから、国籍はそのままで親方にしてあげようよ』という声が自然発生的に出るように振る舞うことです」(前出・やく氏)
 取組に向かう白鵬に、今回の発言について聞いたが、本誌の問いかけに目を合わせることなく会場へ入っていった。
 白鵬は4年後まで現役を続け、東京五輪開会式での土俵入りを強く望んでいるというが、その夢は叶うのか。白鵬が〝朝青龍化〟していく姿だけは見たくない。
PHOTO:夏目健司
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