「歩きスマホ助長」ポケモンGO上陸で日本でも事故続出

時価総額は1兆8200億円増加で会社は生き返ったが…
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大学構内でポケモンGOをプレーする学生たち。野外プレーがポケモンGOの醍醐味だ
 住宅街の何の変哲もない通りを、スマートフォンを持った老若男女が何かを探すように歩き回っている。
「あっピカチュウだ!」
 その中の一人が内蔵カメラをかざし、道端の黄色いねずみのモンスター「ピカチュウ」を捕えるためにすかさず「モンスターボール」というアイテムを起動した。
「GOTCHA(捕まえた)!」
 というサインが出れば捕獲成功。コレクションを増やし、また次のポケモンを求め歩き回る――。
 7月7日にアメリカなどで先行配信が開始されたスマホゲーム「ポケモンGO」が世界中で大ヒットしている。
 アメリカではすでに一日当たりのユーザー数が2100万人に迫る勢いで、ツイッターなどを抜いた。
「ヒラリー・クリントン大統領候補は、ポケモン人気にあやかろうと、捕獲に役立つアイテムが入手できる『ポケストップ』に指定されているオハイオ州の公園で公式集会を開きました」(米紙記者)
 ポケモンGOを米ナイアンティック社らと共同開発した任天堂の時価総額は1兆8200億円増加し、年初に比べて2倍近くに膨れ上がった。
「任天堂はここ数年、業績が低迷していましたが、昨年くらいからスマホゲーム事業に本格的に取り組み始めました。『ポケモンGO』の成功ですぐに業績が回復することはないでしょうが、アイテム販売がうまくいけば、大きな収益になるでしょう」(ITジャーナリストの三上洋氏)
 ポケモンGOの画期的な点は、シリーズで初めてGPS(衛星利用測位システム)を利用し、指定された場所に足を運んで、登場するモンスターを集めるという設定だ。野外を移動してゲームを楽しむため、「歩きスマホ」を推奨していると捉えられかねない。
 実際、公開されてから1週間も経たない内にトラブルが続出している。
・ミズーリ州ではモンスターが出る地点でプレーヤーを待ち伏せした強盗が出現
・テキサス州では、ポケモンを捕まえるのに熱中した男が違法駐車した車に、後続車が衝突
・ワシントンD.C.のホロコースト記念博物館やN.Y.の9・11メモリアルミュージアムといった公共施設にポケモンが出現
・オハイオ州では、ポケモンを捕まえるため動物園に不法侵入した男女が逮捕
 日本では7月中の公開を予定しているが、人口が密集した都市部では「歩きスマホ」によってアメリカ以上にトラブルが頻発することが危惧されている。
「日本の場合、繁華街など歩道ではない場所を歩く機会が増えます。ポケモンを追いかけて飛び出してきた人と車が衝突する可能性もある。また小中学生の課金トラブルも予想されます。無料でも楽しめるのですが、アイテムを購入すれば容易にポケモンが集められるからです」(三上氏)
 ただでさえ歩きスマホによるトラブルが多発しているというのに、ポケモン・ショックで日本中が大混乱するかもしれない。
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イスラエルでは大統領が「会議室にポケモンが出た。警備員を呼んで」とフェイスブックに投稿した
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ゲームに熱中しすぎて、後続車に衝突される事故も。幸いケガ人はなかったという
PHOTO:News Herald/AP/アフロ
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