孝太郎・進次郎兄弟"育ての親"に男泣きでお別れ

小泉純一郎元首相の姉・道子さん、84歳で逝去
孝太郎・進次郎兄弟
お別れの会は香典や供物を事前に断っており、政治家や財界人からの供花もなく、祭壇は一面白い花で飾られた
「『これがあの小泉さんなのか?』と信じられないほど、第一声は弱々しく張りがなくて、聞き取りづらいものでした」(参列者)
 8月20日に84歳で逝去した小泉純一郎元首相(74)の長姉・道子さんの「お別れの会」が、28日に小泉氏の地元・横須賀市で行われた。
 静まり返ったホールの扉が開き、純一郎氏が入場する。続くのは長男で俳優の孝太郎(38)と次男の進次郎衆院議員(35)。さらに純一郎氏のすぐ上の姉・信子さんと弟の正也氏が親族席に並んだ。喪主としてマイクの前に立った純一郎氏は挨拶を始めたが、感情を抑えきれず、声が震えている。表情にも往年の迫力は失われていた。
 亡くなった道子さんは、純一郎氏が離婚した後の、孝太郎・進次郎兄弟の 〝育ての親〟として知られる。これまであまり私生活を語ることのなかった純一郎氏は、息子二人を道子さんに託した話に触れた。すでに進次郎議員の目からは涙が溢れている。
「私が離婚したとき、孝太郎が4歳、進次郎が1歳。(道子さんは)母親代わりとして中心的な役割を果たし、孝太郎、進次郎には『ママ』と呼ばせていました。家にママがいて温かく迎えてくれたことで、孝太郎、進次郎の精神安定にも寄与したと思います。
 本当のことを言いそびれて、孝太郎が高2、進次郎が中2の時に『ママは私の姉だ』と伝えた。進次郎は『うそ』と言い、孝太郎は『知っていた。進次郎には言わなかった』と。孝太郎は言っていいこと、いけないことがわかる良い子に育った。進次郎は『本当の母だと思っている』と言ってくれた」
 元首相はこう明かすと嗚咽を漏らした。ここまでこらえていた孝太郎も、男泣きしていた。
「道子さんはお茶の先生としても地元では有名で、竹を割ったようなさばさばした性格の方でした。あの兄弟の礼儀作法や言葉遣いがしっかりしているのも道子さんのおかげでしょう。『あなたたちは小泉家の人間です。一歩でも家の外に出たら小泉家に泥を塗らないように』と厳しくしつけていた」(道子さんの知人)
 純一郎氏が現役議員だったころは、姉の道子さんと信子さんについて「全幅の信頼を置いている。頭が上がらない」と語っていたという。地元の横須賀を長女の道子さんが守り、信子さんと正也氏が政治面で純一郎氏を支えていた。今後はその〝家業〟を、進次郎代議士が継いでいく。いつもは本誌記者の取材に無言か、皮肉めいたコメントを返す進次郎議員だが、この日は泣きはらした目を見開いて、
「遠方よりお越しいただき、ありがとうございました」
 と言葉を掛けてきた。
 道子さんは晩年、〝息子〟二人の活躍を楽しみにしていたという。新たな小泉家の歴史はどのように築かれていくのだろうか。
PHOTO:濱崎慎治
あなたにオススメ

FRIDAY GOLD

10月18日発売
friday gold