中央区のドン 矢田美英区長が公用車使って温泉・観劇・デパート巡り!

舛添とまったく同じ!ここにもいた小池都政の敵
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9月11日、自宅から出てきた矢田区長を直撃。公用車の私的利用について質問すると、答えが二転三転した
――矢田区長、公用車で伊香保(いかほ)温泉などに行かれていた件ですが……。
「伊香保? ああ、伊香保行ったか……」
 本誌の直撃取材に対し、とぼけているのか、問題だと認識していないのか、中央区長の矢田美英(よしひで)氏(76)はそう答えた。
 一般的な知名度は低いが、矢田氏は知る人ぞ知る実力者である。共同通信社の政治部記者を経て、’87年に中央区長に初当選。以降、実に8選、30年近く中央区長を務めている。もちろんこれは、全国の市区長の中で最多の当選回数。中央区は東京五輪の選手村予定地、そして移転問題で揺れる築地市場を抱えている。矢田氏はその中央区の押しも押されもせぬ〝ドン〟なのである。そんな矢田氏に対して、ある情報が本誌にもたらされた。
「矢田区長は公用車を私的に使用している。休日も公用車で出かけているらしい」
 そこで本誌は情報公開請求によって、矢田区長の公用車の’14年、’15年の運転日誌を入手した。すると、出るわ出るわ。矢田区長は土日になると、毎週のようにどこかに公用車で出かけている。場所は日本橋三越本店や松屋銀座、髙島屋などのデパートが目立つ。観劇を楽しんでいるのだろうか、明治座、国立劇場、国立能楽堂などの劇場も頻繁に立ち寄っている。さらに、今年3月5日の土曜日は、群馬県の伊香保温泉まで、丸一日かけて公用車で行っている。
「今年7月、矢田氏は区職員らを連れてパリ、ロンドンへ出張に行っています。当初の予定では、経費は6名で実に計約1100万円。ビジネスクラスを使用し、旅費だけで約460万円、5泊だけなのに宿泊費が約150万円という大名出張。出張の名目はロンドンでは『五輪選手村の跡地活用』、パリでは『舟運の状況』の視察というもの。最終的には規模は縮小されましたが、必要性が不透明だと議会でも批判を受けました」(全国紙記者)
 今年6月、舛添要一元都知事の高額出張や公用車の私的利用が都議会で紛糾していた際、矢田氏は「誠に残念な事態」とコメントしていたが、自分もまったく同じことをしていたのだ。冒頭の直撃シーンに戻ろう。
「(伊香保温泉は)立石(晴康都議)さんの後援会の旅行会です。これは……公務じゃないですね。ただ、ガソリン代や(運転手の)人件費は出しましたよ。領収書はありませんが」
――週末のデパートは?
「三越の7階で町内会の宴会があるんですよ。この間もビールパーティがあってね。こりゃ公務だ」
――松屋銀座や髙島屋も多いですが?
「あ――。買い物というか、ワイシャツを作ったりね」
 矢田氏は留保をつけながらも、一部の公用車の使用については、公務外であることを認めた。中央区に問い合わせたところ、
「温泉については、本区選出の都議の後援会が主催した旅行会であり、意見交換の貴重な場であるため、公務と考えています。劇場については『敬老大会』への出席など、いずれも公務です。デパートは、町会、地域団体などのイベント、新年会などに公務として出席しています」
 という回答だった。政治資金などの問題に詳しい、神戸学院大学の上脇博之(かみわきひろし)教授が話す。
「週末、デパートの食堂での飲み会に行く、これは公務と言えるでしょうか。区長としての資質を疑問視される問題です。公務外で使用した金額の返還を求める住民監査請求が起きてもおかしくない。閣僚や国会議員と違って、これまで地方議会や地方自治体の長はあまり注目を集めてきませんでした。矢田区長のケースは氷山の一角だと思います」
 矢田区長の給与は、年間約1700万円。満期で退職した場合、約1億6000万円(!)の退職金が支払われる見込みだ。矢田氏のような都にはびこる魑魅魍魎(ちみもうりょう)を、小池都政は打ち倒せるのか。
PHOTO:小松寛之
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