スクープ!ジャニーズ帝国の新しい城「渋谷80億円ビル」の偉容

SMAP解散でもビクともしない「売上高1000億円企業」の戦略。
駅近の一等地にそびえ立つ12階建て豪華ビルを手に入れ、関連会社を集結。
Jr.たちの稽古場も完備し、次の体制づくりは固まった!

スクープ!ジャニーズ帝国の新しい城「渋谷80億円ビル」の偉容 画像1
渋谷駅近くにジャニーズの新拠点はある。駐車場は地下にあるため車で出入りすれば人目につくことはない

 SMAPが今年の大みそかで解散する。昨年1月、週刊誌上での"育ての親"チーフマネジャー叱責という形で顕在化した騒動は、その後もジャニーズ事務所を激しく揺さぶっているが、実はこの裏で、ジャニーズ事務所はジュリー氏を後継者とする新体制を強固にするため、秘かに動いていた。新生ジャニーズの象徴とも言える場所が、東京・渋谷に出現したのである――。

「今年の春、打ち合わせで初めてあのビルに行きました。告げられた住所を頼りにビルにはたどり着いたけど、看板が出ていないし、警備員がいるだけ。
 1階のエントランスは簡単なイベントさえできそうな広さなのに、がらんとしてエレベーターホール以外は真っ暗。受付には誰もおらず、館内のテナントの掲示も一切なかった。全館ジャニーズ関連会社が入居しており、他の企業はいないようですね」(取引会社社員)

 渋谷の喧騒から少し離れたオフィス街。全面ガラス張り、12階建ての、一見IT企業が入居していそうなビルがある。ここがジャニーズ事務所の新たな本拠地=ジャニーズの城である。

 本誌がこのビル周辺を取材していたある日の夜7時過ぎ、イケメンの少年たちが次々とビルから出てきた。

「お疲れさまでした!」

 と年上の少年に頭を下げる子もいる。見たところ小学生から、中学生、高校生らしき少年もいる。とはいえ、服装も髪型も驚くほど垢抜け、普通の少年とは見るからに違う。

 細いダメージジーンズをはきこなす少年、つばの広い帽子をオシャレに着こなす少年、見たこともないほど端整な顔立ちの少年――間違いない、彼らはジャニーズJr.だ。

 その後も、このビルに数十人のジャニーズJr.の少年が出入りするのを本誌は目撃した。どうやら、週末を中心にこのビルでジャニーズJr.のレッスンが行われているらしい。大人数を収容できる稽古場が完備されているようだ。

 それだけではない。ジャニーズ事務所の少なくとも4つの関連企業が、最近になってこのビルに本店を移していた。

 法人登記によれば、まず昨年11月にジャニーズ・エンタテイメントが渋谷区神南から転居。ジャニーズ・エンタテイメントは、もともとKinKi KidsがCDデビューする際に立ち上げられたレコード会社だが、現在はNEWSや少年隊も所属している。

 さらに、書籍や雑誌の出版、広告を扱う株式会社「エム・シィオー」が今年2月に、ネットのコンテンツサービスなどを行う「アートバンク」が3月、キャラクター商品の製造販売を手掛ける有限会社「ジェイステーション」が4月に、相次いで移転、このビルに本店を構えた。

 つまり、渋谷区を中心に点在していたグループ企業が"新ジャニーズビル"に集結したのである。

「1階のエントランスは殺風景ですが、ジャニーズ・エンタテイメントのある9階はオシャレな雰囲気でしたよ。タレントが取材を受けるアーティストルームや、スタイリスト用の部屋も設けられていました。打ち合わせをした会議室の窓から見ると、代官山の街や渋谷駅が眼下に広がっていましたね」(前出・取引会社社員)

 このビルは登記上、440坪の土地と、12階建てのビル全体を信託財産として昨年4月に登記変更され、所有権の欄には、みずほ信託銀行が「受託者」として記載されている。ジャニーズ事務所は本誌の取材に、「(ビルは)賃貸契約です」と回答したが、前述の通り、ビル全館を独占的に使用している。

 渋谷駅近くの一等地ということもあり、このビルには、’13年に53億6000万円の抵当がつけられていた。その後都心の不動産価格が値上がりしているため、現在の実勢価格は80億円近いと見られる。これをビル丸ごと賃貸するとなれば巨額の賃料が必要となる。

 これまでジャニーズ関連会社はほとんどが自社所有物件に入居し、賃貸物件には入居してこなかった。潤沢な資金を保有するジャニーズが、賃貸ビルに入居しているのは不可解だが……。

「この物件は複数の金融業者を転々としたのち、昨年みずほ信託の所有になった。近々のジャニーズ事務所への所有権移転を前提に、一時的にみずほ信託が信託財産として管理しているのではないかと見る向きもあります」(地元不動産業者)

 このビルのような信託財産の場合、「受託者」は、実質的な所有者である「受益者」との契約に基づいて物件を管理するが、このビルは「受益者」もみずほ信託。受託者と受益者が同一の場合、信託法によって1年以内(今年4月末)に解消することが求められているが登記上、いまだ解消されていない。

 ジャニーズはなぜこの場所に「新しい城」を構えたのか。スポーツ紙芸能担当記者は、こう推測する。

「巨大な組織をコントロールしているとはいえ、ジャニー喜多川社長は84歳、メリー喜多川副社長は89歳という高齢。ジャニーさんやメリーさんは乃木坂にある事務所本社を拠点としていましたが、メリー氏の娘・藤島ジュリー景子副社長(50)は宮益坂のジェイ・ストームなど、渋谷を拠点としてきました。ファンクラブ会員100万人以上、年商1000億円とも言われるジャニーズ帝国を引き継ぐために、様々な手を打っています。今後、ジュリー氏を中心とした新体制に移行するにあたって、新しい本拠地にと考えたのが、渋谷のビルだったのではないでしょうか」

 先日、このビルを訪れたKinKi Kidsの堂本剛は、

「こんなビル造ったんだ!」

 と漏らしたという。ある芸能プロダクション幹部はこう語る。

「ジャニーズ事務所の強みは、タレントを発掘する確かな目と、その人材を育てあげる力にある。また積極的な不動産投資によって、盤石な経営基盤を築いてきた。育成場所も設けた渋谷のビルは、ジャニーズの底力を見た気がします」

 一代限りで終わる芸能事務所が多いなか、渋谷の新拠点は、創業者からジュリー氏へ、さらにその先へと続くために打った布石なのかもしれない。

スクープ!ジャニーズ帝国の新しい城「渋谷80億円ビル」の偉容

SMAPの解散騒動と同時期に、事務所が新たな拠点作りをしていたことをキムタクは知っていたのだろうか

スクープ!ジャニーズ帝国の新しい城「渋谷80億円ビル」の偉容 画像2
事務所の経理を担うメリー氏。これまで多数の不動産を購入している

スクープ!ジャニーズ帝国の新しい城「渋谷80億円ビル」の偉容 画像3
"後継者"ジュリー氏は、渋谷に数々の関連会社を興してきた

レッスンに励む
ジャニーズJr.たち

スクープ!ジャニーズ帝国の新しい城「渋谷80億円ビル」の偉容 画像4
ビルから出てくるジャニーズJr.たち。黒いハットを被っているのは「Classmate J」の和田優希(15)

スクープ!ジャニーズ帝国の新しい城「渋谷80億円ビル」の偉容 画像5
稽古後、1階ロビーで談笑するJr.たち。一人で帰宅するJr.は少なく、楽し気に集団で駅に向かう

スクープ!ジャニーズ帝国の新しい城「渋谷80億円ビル」の偉容 画像6
3人組「天才Genius」のメンバー、菅田琳寧(18)の姿もあった(中央の白Tシャツにチェックのシャツ姿)

PHOTO:田中俊勝 嶋 颯太 結束武郎 高塚一郎



あなたにオススメ

FRIDAY ダイナマイト

8月9日発売
friday ダイナマイト