テレビの常連スズメバチハンター「ハチに刺されて激痛写真」

プロだって襲われることがあるんです
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神山氏は自宅に供養塔を作り、毎朝、殺生したハチに対し「成仏してください」と祈りを捧げる
「『便利屋』として依頼者の家の掃除などをしているのですが、28〜29年ほど前にハチの巣の駆除を頼まれたんです。そこからスズメバチとの戦いが始まりました。最初はなんの予備知識もなく、無謀にも虫取り網だけ持って巣に近づいていた。これまでに刺された回数は111回にのぼります。一度に数ヵ所刺され呼吸困難に陥り、病院に担ぎ込まれたこともある。妻には『もうこんな危険な仕事はやめてください』と泣かれました」
 こう語るのは栃木県宇都宮市のスズメバチハンター、神山宗教(かみやまむねのり)氏(67)だ。
 10月は翌年の女王バチが誕生し、スズメバチが非常に興奮する時期だ。とくに今年は猛暑だったため、例年以上に凶暴化している。10月1日には千葉市内の公園で小学生や保護者など6人が刺され病院に搬送されるなど、各地で被害が続発。『情報ライブミヤネ屋』や『スッキリ!!』など多数のテレビ番組に出演し、ハチ駆除のプロフェッショナルとして知られる神山氏が警鐘を鳴らす。
「テレビでは良いところばかり放送され簡単に駆除できると思われがちですが、大間違い。私も最初は失敗続きでした。ましてや一般の人がハチに近づくのは、非常に危険です。今回、その怖さを知ってもらうため画像を公開しました」
 3枚目の写真は’97年ごろ、神山氏が下唇を刺されたときのモノだ。
「依頼者の風呂場を修理しようと天井を開けたとたん、巣を作っていたハチに襲われたんです。防護服は着ていましたが、隙間から入ってきた。腫れが治まらず、丸一日食べ物を嚙めませんでした」
 4枚目は、13年前に民家の軒先に入り右目まぶたを刺されたときの写真。網でできた鳥かごなら頭を守れるだろうとかぶって巣に近づくも、目が粗く、そこから入ってきたハチに4〜5ヵ所刺され、激痛と強烈な吐き気で「死ぬんじゃないか」と覚悟したこともあったという。
「失敗からいろいろと学びました。活発に動く日中ではなく夜に作業する。まず巣に殺虫剤をかけ入り口をふさぐ。動きが鈍るのを待つなどです。以前は10回作業すれば1回は刺されていましたが、いまは100回に1回くらいの割合かな。巣を見つけたら、5m以内に近寄らないことが大事です。黒っぽい服も避けてください。ハチはクマが天敵なので、黒い物体に反応します。もし刺されたらすぐに指で患部をつまみ、なるべく多く毒を出してから病院に行きましょう」
 刺されてから、冷や汗や激しい動悸(どうき)が起きたら要注意。急性アレルギー反応で血圧が急激に下がり、命を落とす人は毎年20人ほどいるのだ。殺人スズメバチの活動期は11月まで続く。
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スズメバチがアゴを嚙み合わせカチカチという警告音を出していたら要注意。怒っている証拠。香水などにも反応する
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医師によると神山氏は10万人に一人という毒の抗体の持ち主。「頑丈な身体に産んでくれた母親に感謝」と語る
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ハチ駆除の料金は1万800円から。その他、冠婚葬祭の代理出席や結婚式のスピーチ、土木工事なども請け負う
PHOTO:小松寛之(1枚目) 神山氏提供(2,3,4枚目)
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