小池都知事が切り込む「森喜朗会長 五輪組織委の高額家賃」の闇

年間5億円から7億円になぜかハネ上がった!
デタラメなのは会場建設費だけじゃない
image
10月7日に行われたメダリストの凱旋パレードにて。森喜朗会長はドタキャン。小池氏との不仲が噂された
「虎ノ門ヒルズの8階にある、森さんの会長室には驚きました。100㎡ほどの部屋に巨大なテーブルとソファーがあり、壁には『MORI』という名前が入ったラグビー日本代表のユニフォームが2着、アスリートのサインが入ったポスター、オメガの時計が掛けられている。棚にはなぜか、人気総合格闘技『UFC』のチャンピオンベルトも飾ってありました。広さといい造りといい、閣僚執務室以上の豪華さですよ」(自民党関係者)
 高騰する五輪準備費用について、五輪組織委員会の調査を進める小池百合子都知事(64)がいま、「絶対に許せない」と怒りを露にしている問題がある。五輪組織委員会の事務所家賃が、’15年度の年間約5億円から、今年度は約7億円に及ぶことが明らかになったのだ。責任者はもちろん、会長の森喜朗氏(79)である。
「五輪組織委員会はこれまで、虎ノ門ヒルズの8階フロアすべてと、9階の一部を借りていました。月々の家賃は約4000万円。これに加え、今年6月から赤坂にある三会堂ビルの4階の一部と、7月から新宿パークタワーの11階の一部を借りたんです」(東京都オリンピック・パラリンピック準備局職員)
 それぞれのビル関係者によると、組織委が三会堂ビルと新宿パークタワーに借りた坪数は、520坪と230坪。月々の家賃は三会堂が坪あたり約1万4000円、パークタワーが2万〜3万円程度のため、管理費とあわせれば、確かに2億円以上の家賃が新たに計上されることになる。
 オリンピック・パラリンピック等推進対策特別委員会理事の吉田信夫都議(共産党)が言う。
「都民が高騰する五輪費用を問題視している状況なのですから、現在のような高額な物件に事務所を構える前に、安い物件を探すなどもっと検討すべきだったと思います。私はこの問題や最新の運営費の開示などを求めて組織委との話し合いを8月末から要望していますが、いまだに断られ続けています」
 都政改革本部の調査によって、五輪の開催費用は3兆円にまで及ぶ可能性が示唆されたが、五輪組織委が集められる民間資金は5000億円の見込み。不足分は都が負担することになる。そんな中で、都内一等地への事務所増設を決定したのは、いったい誰なのか。
「森会長が知らなかった、ということはありえない。というのも会長は、常に細かな報告を求める人ですから。事務所増設についても、お伺いを立てた上でのことですよ」(五輪組織委へ出向中の職員)
 本誌が事務所増設の経緯と理由について問い合わせると、五輪組織委戦略広報課は7億円を上回る家賃を見込んでいることを認めた上で、こう回答した。
「職員数の増加に伴い、三会堂ビル4階、新宿パークタワー11階に事務所を設置しました。本件につきましては、理事会で決議されております」
 都民が気づかぬ間に経費を増殖させてきた組織委の「闇」は深い。小池都知事はどこまで切り込めるか。
image
組織委が入る虎ノ門ヒルズ。立地については「効率的な大会準備に資する」と説明
小池都知事が切り込む「森喜朗会長 五輪組織委の高額家賃」の闇 画像1
3月24日に組織委が公表した資料には確かに、年間家賃約7億円が計上されている
image
都庁から徒歩約8分の新宿パークタワーに、事務所を構える必要があったのか
PHOTO:鬼怒川 毅(小池百合子) 小松寛之(虎ノ門ヒルズ、新宿パークタワー)
あなたにオススメ

FRIDAYダイナマイト

5月2日発売
fridayダイナマイト

FRIDAY写真集

電子写真集