「国民の妹」キム・ヨナがヌルプム体操拒否で受けた仕打ち

朴槿恵スキャンダルがスポーツ界にも波及

「国民の妹」キム・ヨナがヌルプム体操拒否で受けた仕打ち 画像1
昨年8月15日にソウルで開かれた光復節のイベント。ヨナは朴大統領と目も合わせようとしない。この直後に朴大統領の手を振り払う

「ヨナは文化体育部(省)に目をつけられたみたい。もう終わりね。私たちの顔に泥を塗ったんだから当然の仕打ちよ」

 韓国政界を操っているとされる崔順実(チェスンシル)氏(60)の姪チャン・シホ氏(37)は、周囲にこう漏らしていたという。彼女は政府が資金提供する「韓国冬季スポーツ英才センター」の事務総長だ。

 彼女が「顔に泥を塗られた」のは’14年11月。崔氏やチャン氏が主導して考案した「ヌルプム体操」の試演会に「国民の妹」と呼ばれる元フィギュアスケート選手キム・ヨナ(26)が参加を拒否したことを指す。朴槿恵(パククネ)大統領(64)も出席する大々的な催しだったが、ヨナからは「イメージに合わない」と袖にされたのだ。メンツを潰された崔氏らの報復は、あからさまなモノだった。

「ヨナは、文化体育部が管轄の’15年度『スポーツ英雄』賞受賞を逃しました。同賞はスポーツの分野で国威昂揚に貢献し、国民から尊敬される人物に与えられる日本の国民栄誉賞のようなモノ。事前のネット投票では、12人の候補者のうち82.3%と圧倒的な支持を得ていたにもかかわらず、ヨナは落選したんです。最終選考段階で突然加えられた、『50歳以上が対象』という規定が落選の理由です。ヨナは『ありえない……』と、相当なショックを受けたそうです」(韓国紙記者)

 こうした騒動を背景に、ヨナは’15年8月に行われた光復節(日本からの独立を祝う日)の式典でも、朴大統領の手を振り払ったとされる。今年11月の会見で本人は「いくら(私が)無礼でも大統領の手は払わない」と疑惑を否定したが、知人によると「大統領は崔氏に操られていて信じられない」と話しているという。

 一方、ヌルプム体操の試演会に参加し、崔氏に気に入られることで成功を収めたと言われるアスリートもいる。新体操選手のソン・ヨンジェ(22)だ。ソンは、大韓体育会体育大賞を’14年から3年連続で受賞。ケガで選考会を欠場したにもかかわらず、リオ五輪代表にも選ばれている。そのため彼女のインスタグラムには「悪魔にシッポを振る卑怯者」などの批判が殺到。本人が「根拠のない憶測」と否定する事態になっている。

 韓国の混迷は、政財界だけでなくスポーツ界にまで広がっている。

「国民の妹」キム・ヨナがヌルプム体操拒否で受けた仕打ち

新体操選手のソン。英語、日本語、ロシア語を話し「国民の姪」と呼ばれる。’15年の世界選手権では11位に終わるも、リオ五輪では4位と健闘

PHOTO:Yonhap/アフロ



あなたにオススメ

FRIDAY GOLD

10月18日発売
friday gold