「新国立競技場」やっと姿が見えてきました!

ケチの付き始めはココだった!
2016年
「新国立競技場」やっと姿が見えてきました! 画像1
12月5日に撮影した建設現場。中央の白い巨大なテントは11日に行われる起工式用に設営されたモノ。小池百合子都知事や丸川珠代五輪相も参加する
 東京のど真ん中、神宮の杜(もり)にポカンと空いていた東京ドーム2.4個分の更地。そこにようやく建物の輪郭が見え始めた。2020年、東京五輪のメイン会場となる新国立競技場である。
 思えば東京五輪にまつわる、すべてのゴタゴタはここから始まった。国際公募で一度は英国人建築家ザハ・ハディド氏の案で決まったものの、建設費が当初の倍以上、3000億円にハネ上がることが判明し白紙撤回。建築家の隈研吾氏と大成建設などによるデザイン案が、新たに採用されたのだ。そのため着工は1年2ヵ月も大幅に遅れ、12月1日にやっと工事が始まった。建設費は1490億円。地上5階、地下2階の、カラマツやスギなど国産木材をふんだんに使った和風スタイルだ。それを、わずか36ヵ月後の’19年11月までに作るという。建築エコノミストの森山高至氏が語る。
「これだけ大きな建物を作る工期としては短いです。工法の工夫が必要でしょう。例えばガンバ大阪のホームスタジアムは22ヵ月で完成しましたが、現場でコンクリートを型に流し込み乾くのを待つのではなく、固まったコンクリートの部品を持ち込み工期をかせいだんです」
 運営主体の日本スポーツ振興センター(JSC)の広報担当者は自信をのぞかせる。
「専門家からも確認を得ています。来年8月には地下工事を終え地上工事を始める予定です」
 12月11日には起工式が行われる。
2020年
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新国立競技場の完成予想図。6万8000人が収容可能。グラウンドは天然芝を使用(JSC提供)
取材/桐島 瞬(ジャーナリスト)
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