小池百合子都知事を包囲する都議会自民党の「醜い嫌がらせ」

ドン内田茂自らヤジを飛ばし、なりふりかまっていられない!
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自民党は事前通告無しの質問を行ったが、「想定問答集を作るのに残業が増えた」と都職員の不評を買った
「職員に味方がいないんじゃないか!」
「笑ってんじゃないよ!」
 12月7日、東京都議会議事堂の壇上に立った小池百合子都知事(64)に対し、口汚いヤジが飛んだ。声の主は、議員席の最後列に陣取る都議会のドン・内田茂氏(77)だ。
「内田さんや髙島直樹自民党都連幹事長(66)といった重鎮が、率先してヤジを飛ばしていた。小池さんが資料から該当箇所を探すのに手間取るのをあげつらったり、意地の悪い質問に苦笑する小池さんを揶揄(やゆ)したりと、嫌がらせ以外の何でもありませんでした」(民進党都議)
 都政改革を進める小池都知事に、都議会自民党がなりふり構わない抵抗に出ている。
 嫌がらせはヤジだけではない。小池氏が12月1日の所信表明演説で廃止することを明言した「政党復活予算200億円」は、都議会自民党にとって「聖域」とも言える利権の中核。それだけに、小池氏が主導する来年度の予算編成を邪魔しようと躍起になっているという。
「政党復活予算の廃止に反対しているのは自民だけで、野党はすべて小池さんに賛成しています。言ってみれば自民党が東京都の各種団体に補助金をばら撒き、恩を売るための予算。来年7月に都議選を控え、自民にとっては死活問題です。
 来年度予算編成へ向けた業界団体からのヒアリングで、東京私立中学高等学校協会からは今回副会長が出席しましたが、昨年までは必ず会長が出席していました。自民党から圧力がかかったのでしょう。小池氏に対する露骨な嫌がらせです」(小池氏の側近)
 どうやら都議会自民党は、小池氏が進める改革に、ことごとく反対していくつもりのようだ。
「小池さんは『知事選での公約を実現する』として、知事給与を年1448万円に半減させる条例案を提出し、10月11日の委員会で全会一致で可決された。これを受けて公明党は、都議会議員報酬の2割、政務活動費のうち10万円をカットするなどの条例案を提案していますが、これについても反対しているのは自民党だけです」(前出・側近)
 現在、都議会127議席のうち自民党の議席数は60。これに対し、民進・共産に加えて公明党までが小池知事と足並みを揃えようとしている。追い詰められた自民党は小池氏の揚げ足をとろうと必死だが、それが逆効果になっていると、民進党都議団の田中朝子都議は言う。
「小池ブームは終わるどころか、ますます高まっています。街頭演説に立てば毎回、年配の女性から『あなたは小池さんの味方なの?』と声をかけられ、忘年会に顔を出しても必ず、『都議選は小池さんの新党から出なよ』と言われるんです」
 12月10日の「小池塾」第3回講義には、前回よりも1000人多い約4000人の塾生が集まった。
 登壇した小池氏は、
「改革の仲間は、形はどうあれ後押ししたい。立候補の希望が多いのは、いまの政治に不満を持っている人がいかに多いかの現れ」
 と語っていた。都議会自民党の嫌がらせが、むしろ小池氏のエネルギー源になっているようだ。
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内田氏は来夏の都議選で「50議席獲得」を目標として掲げているというが
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ヤジの後は居眠り。77歳の内田氏は次期都議選での引退が取り沙汰される
PHOTO:鬼怒川 毅
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