会津小鉄会が分裂!山口組「京都代理戦争」の恐怖

二人の七代目が
それぞれ襲名する
異常事態に
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襲名披露が行われた組事務所周辺には、早朝から多数の警察官が配置され通行を遮断。対立組織の襲撃に備えた
 ’15年9月に分裂し、各地で衝突を繰り広げる六代目山口組vs.神戸山口組の抗争は、古都・京都に飛び火した。
〈元直参原田昇 右の者六代目会津小鉄会執行部一同協議の結果「絶縁」致しました。従って今後六代目会津小鉄会とは一切関係ありません〉
 1月20日、会津小鉄会本部は組のナンバー2だった原田昇若頭を、組織から追放する「絶縁状」を出した。
 翌21日早朝――京都・左京区の会津小鉄会系組事務所前を、ジュラルミンの盾を持った京都府警捜査員が包囲した。
「金子利典・会長代行が会津小鉄の七代目会長になる『襲名披露』があり、抗争を警戒した警察が組事務所周辺を封鎖したんです。神戸山口組との連携を主張する金子代行に対し、六代目側についた原田若頭が絶縁されたことで、会津小鉄は完全に分裂、緊張が高まっています」(暴力団取材を続けるフリーライター)
 会津小鉄会はもともと山口組と友好関係にあったが、山口組分裂後、どちらにつくかで馬場美次会長が板ばさみになり、昨年末に引退を示唆。以後、組の主導権を巡って綱引きが続いていた。
 1月11日早朝には神戸山口組幹部が、中核組織、山健組の組員を引き連れ下京区の会津小鉄会本部ビルを占拠する。
 そこに押しかけた弘道会の野内正博若頭補佐ら数十名が、
「(原田若頭に)七代目が決まったのに、なんで止めるンや! そんな親分どこにおるんや!」
 などと怒号を上げた。結局、京都府警が介入してこの日のうちに双方を本部ビルから退去させた。
「神戸山口組がバックアップする金子代行と、六代目側が支援する原田若頭の双方が、『七代目会津小鉄会長』を名乗る異常事態に発展しそうです」(同前)
 会津小鉄会は幕末に京都の侠客が創始し、鳥羽伏見の戦いにも従軍したと言われる。戦後は図越利一、高山登久太郎ら著名な親分が率い全国に名前をとどろかせた。
「京都の花街・祗園や先斗町は、いまも会津小鉄のシマ。地下鉄工事などの利権にも食い込み、資金力は潤沢です。下京区の本部ビルはコンクリート造4階建てで、資産価値は高い。分裂後はこうした利権の奪い合いも激しくなる」(同前)
 昨年末以後、京都には「名古屋」ナンバーをつけた弘道会系の車と、神戸山口組の「神戸」ナンバーの車数十台が乗り込んできているという。京都府警は厳戒態勢を続けているが、多数の観光客を受け入れる京都が万一、「代理戦争」の舞台になれば事態は深刻だ――。
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襲名披露後の組事務所内部。今後は馬場六代目会長が「総裁」を名乗り、金子会長代行を七代目会長とする盃事が行われた
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馬場会長名で発出された絶縁状。絶縁は「破門」よりも厳しく、今後の復縁の余地が一切ない処分とされる
PHOTO:朝井 豊
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