『ランバダ』歌姫の痛ましい殺害現場

ブラジル発 バブル時代に大流行した熱いビートとエッチなダンス
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ロアラさんは卵巣がんを患っていたが、見事に克服して復帰。昨年12月にはブラジルの音楽番組に出演していた
「初めて接した『ランバダ』は、リズムやアコーディオンの音色が躍動的でした。日本語バージョンを歌うことが決まり、そのイメージを崩さないようにと、パリにあった"ランバダ学校"にまで通いました。バブルでしたね(笑)」
 こう語るのは’80年代後半に大流行した『ランバダ』のカバー曲を歌った石井明美さんだ。
 1月19日、リオデジャネイロ市近郊の路上で、焼け焦げた乗用車が発見された。その車内から見つかった遺体の身元は、ブラジル人歌手のロアラ・ブラスさん(63)。彼女は世界的に大ヒットした『ランバダ』を世に送り出したバンド『カオマ』のボーカリストだった。
「カオマは’80年代の終わりから立て続けに3〜4曲ランバダの曲をリリースして、どれもが大ヒットしました。当時、ブラジルでは、いつどこにいてもあのリズムが聞こえていました」(ブラジル出身で武蔵大学社会学部教授のアンジェロ・イシ氏)
 世界中で2500万枚以上も売れたランバダは、男女がお互いの腰をこすりつけるように踊るダンスにもインパクトがあった。日本はちょうどバブル経済真っ盛り。ディスコでは派手なデザイナーズスーツに身を包み、下半身を密着しあう若いカップルが続出。動きが卑猥すぎるために"ランバダ禁止"とする店もあった。また、お中元に「ランバダ・ダンサーとバンドをお得意先にお届けする」という"商品"まで考案されたほど、ランバダ・ブームに日本が沸いていた。
 ロアラさんは、近年、歌手活動の他にホテルを経営していた。逮捕された犯人はホテルの元従業員で、職場から食料やエアコンを盗み、数年前に解雇されていた。そのことを逆恨みしての犯行だったと見られている。
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ロアラさんは車で拉致されたが、800mほど離れたここで車がエンスト。すぐに殺されたと見られる
PHOTO:Getty Images(1枚目)、ANTONIO CARLOS/FUTURA PRESS/estadão conteúdo
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