小池百合子都知事が狙う「石原慎太郎元都知事の首」

〝都議会のドン〟
内田茂氏は政界引退へ
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選挙戦の最中は雲隠れしていた内田氏。1月中旬、東京・港区の慈恵医大病院の「神経内科」診療室に入る姿が目撃されている
「トリプルスコアか……3位の候補は、思ったより票を取っていたけどな」
 2月5日投開票の千代田区長選で、自民党候補惨敗の一報を受けた安倍晋三首相(62)はイラ立ちを隠さなかった。
 小池百合子都知事(64)の支援を受けた現職の石川雅己氏は75歳の高齢というハンデを跳ね返しての圧勝で、「小池人気」の凄まじさを見せつけた。その一方で、〝都議会のドン〟内田茂氏(77)は一気に窮地に追い込まれた。
「惨敗を受け、都連で内田さんの責任論が拡大。今夏の都議選(7月2日投開票)に出馬せず、政界引退の公算が強い。側近議員を操って院政を敷くという話もあったが、それも難しいだろう。ドンの色がついたままでは戦えない」(自民都議)
 本誌は先週号で内田氏の病院通いを報じたが、内田氏の体調不安も、求心力低下の一因になったようだ。
 都議会で長年権勢をふるってきた内田氏に取って代わる勢いで、小池氏率いる地域政党「都民ファーストの会」は当初の30〜40人擁立の予定から「さらなる上積みが可能」と判断している。
「70人規模の擁立を検討しており、定数2以上の選挙区では複数の候補を立てる方針です。連携に前向きな公明党や一部の民進系の議員との協力も進めており、単独過半数となる64議席以上の獲得も見えてきました。都議会自民党を離脱して小池新党に加わる都議も出てくるでしょう」(都議会関係者)
 勢いづく小池氏の次なるターゲットは、石原慎太郎元都知事(84)だ。豊洲市場移転を決めた経緯について、都議会特別委員会は2月7日、石原氏と、側近の浜渦武生(はまうずたけお)元副知事(69)の参考人招致を全会一致で決定した。小池氏がこれまで再三にわたって求めてきた石原氏の公開ヒアリングが、ようやく実現する。
「共産党や民進党は、特別委よりも強い権限を持つ『百条委員会』の設置を主張していますが、最大会派の都議会自民党は、これまで一貫して難色を示してきた。石原都政を支えてきた内田氏の影響があったからです」(同前)
 しかし、今回の選挙で潮目は変わった。
「さすがに百条委を設置しないとならない流れになっていて、すでに自民の若手ですら十数名が設置に同意しつつある」(前出・自民都議)
 石原氏も一部メディアに、「(私は)逃げていない。小池氏に面会を申し込み、公の場で1対1で話す」と応じる構えを見せている。小池氏との論戦に挑むつもりのようだが、いまの小池氏とケンカして勝てる政治家はいない。石原氏は今度こそ、「知らなかった」では済まされない。
小池百合子都知事が狙う「石原慎太郎元都知事の首」 画像1
2月5日午後8時過ぎ、石川氏の勝利宣言後、自然と「百合子コール」が沸き起こった。この後、『餃子の王将』で勝利を祝ったという
PHOTO:鬼怒川 毅(小池氏) 結束武郎
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