元"防衛省の天皇”守屋武昌・元事務次官「富士重工に2億円請求」のトンデモ裁判

古巣の防衛省を訴えて350億円取れたのは俺のおかげだろ、という理屈のようだが…
元
14日、ゴミ捨てに出てきた守屋氏を直撃。こちらのカメラを奪い、そのまま自宅に戻ろうとした
「何を言ってるのですか! そんなの!」
 本誌記者に対し、自宅前でそう激昂したのは守屋武昌元防衛事務次官(72)。かつて"防衛省の天皇"と呼ばれた男だ。
 いま、ある裁判が政界を中心に注目を集めている。守屋氏が富士重工業に対し、2億円の支払いを求めて訴えたのだ。
「そもそも、’10年に富士重工が国を相手取って裁判を起こした。富士重工は防衛省から戦闘ヘリコプター『アパッチ』の製造を受注。しかし、当初の計画より、防衛省から発注された台数が少なくなったため、『初度費』という初期投資が回収できなくなった。それで国を相手に裁判を起こしたんです」(防衛省関係者)
 だが、一審で富士重工は敗訴。そこで頼ったのが、守屋氏だった。富士重工から依頼を受けた守屋氏は、初度費の特殊性を訴えることや提出する証拠についてアドバイスした。その甲斐あって二審で富士重工は全面勝訴。’15年12月に最高裁でも確定、約350億円を富士重工に支払うよう国に命じた。すると、’16年11月、守屋氏が富士重工に2億円の報酬を求めて訴えたのだ。裁判に勝てたのは、防衛官僚時代に培った自分の知識や経験による助言があったからだと主張したワケだ。
 2月14日、本誌は都内の自宅から出てきた守屋氏を直撃。訴訟の件を切り出すと、守屋氏は本誌カメラマンにつかみかかり、ヘッドロックをかけた。最後は「何にもないよ!」と言い、家の中に入っていった。もう一方の当事者である富士重工は「係争中の案件なので回答は差し控えさせて頂きます」という。元東京地検検事の落合洋司弁護士が話す。
「現職の時に知り得た知識、情報を裁判の一方の当事者に提供して巨額のカネを要求する。こういう行為が税金を払っている国民の理解を得られると考えているのでしょうか。大いに疑問を感じます」
"元天皇"は、このトンデモ裁判で本当に勝訴できると思っているのか――。
PHOTO:結束武郎
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