プロレス新時代第4弾 本間朋晃「魂で飛び込むダイビング・ヘッドバット」

日焼けマシーンで
『見せるカラダ』を作るマジメ男
プロレス新時代第4弾 本間朋晃「魂で飛び込むダイビング・ヘッドバット」

ヘッドバットを繰り出す前に頭をペシペシと叩くのが本間お決まりの「こけしポーズ」。これだけで会場中が沸き立つのだ

 隆々とした筋肉にテカテカと塗りたくられたオイル。新日本プロレスの本間朋晃(ともあき)(40)は、『見せるカラダ』を作るために日焼けマシーンの活用を欠かさない。

 いまやバラエティ番組で引っ張りダコの彼は、新日本イチの愛されキャラ。コーナーポストから不敵な表情を浮かべ、気を付けの姿勢で飛び降りるヘッドバットが売りだ。その姿からついたあだ名はズバリ『こけし』。試合中に受けたラリアットで喉(のど)が潰(つぶ)れ、聞き取りづらいガサガサ声もまた彼の魅力だ。そんな本間のプロレスとの出会いは――。

「僕、小学生のころに♯☆@△★!」

――え? なんておっしゃいました?

「小学生のころにプロレス番組に夢中になったんです(笑)! ちょうど武藤敬司さん、蝶野正洋さん、橋本真也さんの『闘魂三銃士』が大人気だった。とくに武藤さんがカッコよかったなぁ。あんな大きなカラダで、信じられないほど軽やかに動くんですから。僕もいつかああなりたいって思いました。ずっとプロレスラーに憧れはあったんですが、高校では写真部に入っちゃって(笑)。プロレスラーが試合しているのを撮るのが好きだったんです。もう、完全なマニアですよね。いまでもプロレスが好きだって気持ちは誰にも負けませんよ!」

 闘魂三銃士に憧れた本間は武藤に負けず劣らずの〝プロレスLOVE〟。高校卒業後、山形から上京して浅草の「アニマル浜口ジム」でトレーニングを積み、’97年に大日本プロレスのマットでプロデビューした。その後フリーや他団体を渡り歩き、’06年に新日本入り。現在は真壁刀義(まかべとうぎ)(44)とのヒールユニット、『G・B・H』が人気爆発中だ。

「ありがたい話です。僕はインディーから上がってきて、紆余曲折を経てきた〝リアル雑草〟。だからこそ、’16年の1・4(イッテンヨン)東京ドームで真壁さんとIWGPタッグ王座に挑戦して、ベルトを獲れたのは本当に嬉しかった。僕みたいに何をやってもダメな奴でも輝ける。ありえないことが現実に起きるのがプロレスだって実感しました。真壁さんには、いまでも試合でミスをするたびに『おめぇは本当にしょうがねえな』って叱られますが(笑)」

 本人はこう語るが、猪突猛進なスタイルは本間の真骨頂。彼が試合に出ると、会場全体が『頑張れ、こけし!』という応援ムードに包まれるのだ。

「いや、もう本当にそれしかできなくて! フィニッシュ・ホールドのダイビング・ヘッドバットも、使い続けていくうちにいまの形になった。それまではお客さんからもまったく反応がなかったですから(笑)。愚直にやるのが自分なんだなって。ファンの皆さんに声援をもらえるから頑張れるんです」

 そんな本間だが、昨年4月にIWGPタッグのベルトを奪われてからは、無冠が続いている。

「そう、まずはベルトを獲り返すのが当面の目標です! バラエティ番組に出させてもらえるのは嬉しいんですが、本業のプロレスの実力が追いついていないことはよくわかってる。今年は勝負の年なんです。だからこそ、◆¥☆◎△!」

――え? なんておっしゃいました?

「練習あるのみです!」

 インタビュー中、終始笑顔を絶やさずに答えてくれた本間。すべてに全力でぶつかる彼は、実はプロレス界イチの『マジメ男』なのだ。

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コーナーポストに登り頭から落ちるヘッドバット。命中率は高くないが、決まった時の盛り上がりは異様なほど

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本間は肉体美も売りにしている。道場内の日焼けマシーン活用も大事なルーティンだ

PHOTO:小檜山毅彦



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