独占内部撮!これが森友学園の教育現場だ

「天皇利用」とも取れる写真ほか、愛国グッズがズラリ!
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園長室での籠池氏。背には李登輝氏が学園のために認(したた)めたという書が。愛用の湯飲みは金ピカ
「きょういくちょくご! ちんおもうに、わがこうそこうそう……」
 実際に〝学園名物〟を目にした本誌記者は驚愕した。約40人の幼稚園児たちが籠池(かごいけ)泰典理事長(64)の指示により、一斉にお遊戯をやめ、こちらをまっすぐに見据えて教育勅語(ちょくご)を諳(そら)んじ始めたのだ。そこには籠池氏の愛国主義教育の〝成果〟があった――。
 森友学園(大阪市淀川区)による国有地取得問題は疑惑拡大の一途を辿(たど)っている。同学園が小学校用の土地を約8億2000万円引きで購入できたのは、同校の名誉校長だった安倍晋三首相夫人の昭恵氏(54)の影響力があったのでは、とされる問題だ。行政や政治家が絡む不正な取引の可能性も取り沙汰されている。
 籠池氏は昨年12月上旬、運営する「塚本幼稚園」で本誌の単独取材に応じ、こう答えていた。
「昭恵夫人は本当に感受性の強い、素晴らしい方です。(中略)名誉校長になっていただくお願いをした時も、即断でハイと言っていただきました」(ちなみに安倍首相は、昭恵氏が半ば強引に就任させられたと説明している)
 記者は冒頭の〝歓迎〟を受けた後、園内を案内された。まず目につくのが、至るところに掲げられた日本国旗。トイレも例外ではない。廊下には昭和天皇と同園の子どもたちが一緒にフレームに収まる写真が飾られている。皇族が関西に来たら園児とともに奉迎(ほうげい)に出向いているそうだ。昭和天皇の肖像画もあり、前を通る際に園児は必ず一礼をしていた。
 園長室には台湾元総統・李登輝(りとうき)氏(94)直筆の書、平沼赳夫(たけお)元経産相(77)ら政治家との親しげな写真が置かれている。本誌記者は帰り際に、教育勅語と君が代の全文が入った煎餅(せんべい)を土産に差し出された。
 籠池氏に対して、本来は味方であるはずの保守系のある論客からも疑問の声が出ている。
「籠池氏は保護者に『よこしまな考えを持った在日韓国人や支那人』などと書かれた差別的なヘイト文書を配布していました。これは八紘一宇(はっこういちう)の精神を重んじる伝統的な保守から見れば言語道断。園内での、さも『自分の学園と天皇が近い関係にある』と主張せんばかりの写真の見せ方にも問題がある。昭恵氏を名誉校長に据えるなど、大がかりな舞台装置を作って有力者を信じさせ、カネを引っ張る〝ビジネス右翼〟だったのでは」
『日本会議の正体』などの著書があるジャーナリストの青木理(おさむ)氏はこう見る。
「今回の問題で、安倍政権の主な支持層である〝質(たち)の悪い右翼〟の存在が浮き彫りになった。昭恵氏は公務員を伴って活動している限り、ほぼ公人。名誉校長を引き受けたのは軽率だと言わざるを得ません。この問題は追及するポイントがまだまだある。長引けば政権運営にも影響するでしょう」
 さらなる疑惑に発展する可能性が高い。
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新小学校の制服(冬服)。夏服も用意されていた
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トイレにも日本国旗が。壁面のタイルは赤で、全景も白と赤
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昭和天皇と学園の園児が写っている写真が額縁に入れられ、廊下に飾られていた(目線は編集部)
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天皇奉迎の際に用いた提灯。籠池氏は取材時点で「今後、神棚も作る予定です」と話していた
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昭恵氏は学園のHPや新小学校のパンフレットで「内閣総理大臣夫人」として推薦の弁を寄せていた
PHOTO:加藤 慶 時事通信社
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