百条委員会で明らかになる 石原慎太郎元都知事の「傲慢と大ウソ」

東京ガス「恫喝メモ」も発見されて
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体調不良を理由に「質疑時間を短縮してほしい」と虫のいい話をし始めた石原氏
 車の後部座席にドカッと腰掛ける、石原慎太郎元都知事(84)。これから自身の〝ウソ〟が明らかになることに戦々恐々としているのか、その表情は暗い――。
 3月20日、いよいよ石原氏が都の百条委員会に証人喚問される。それに先立ち、11日からスタートした百条委員会の証人喚問では、すでに石原氏のさまざまな〝ウソ〟が明るみに出始めた。3日の会見で石原氏が主張した「豊洲移転は自分が知事に就任した時点で既定路線だった」「私自身は(東京ガスとの)交渉にまったく関与していない」などの発言を覆す証言が次々と飛び出した。そのうえ、「初期の段階で一度築地を視察してもらおうと知事にお願いしたが『忙しい』と断られた」(証人に立った元中央卸売市場長の大矢実氏)と傲慢ぶりまで暴露される始末。
 注目すべきは、これまで石原氏がゴマかしてきた交渉の内幕を明らかにする資料が出てきたことだ。それが、東京ガスが提出した〝恫喝メモ〟である。
「2000年12月に行われた、都の赤星経昭理事と東京ガスの担当者による交渉でのやりとりが記載されたメモです。赤星氏は〝土壌Xデー〟という言葉を使い、『石原知事が安全宣言をしないと、東京ガスにとっても(汚染された)土地の価格が下がって困るだろう』と、渋る東京ガスに土地の売却を迫ったという。作成者はメモの末尾に『脅かしてきた。これ以上議論をしても無駄』と怒りを滲ませて書いている。他にも『初対面から(赤星氏は)高圧的な姿勢が目立つ』といったメモも見つかっている」(全国紙記者)
 赤星氏は一部メディアの取材に対し、このメモの内容を否定。しかし、赤星氏を知る都庁関係者はこう話す。
「当時、都庁内で赤星さんは浜渦(はまうず)武生副知事の子分のような存在でした。赤星さんは態度が尊大なことで有名で、庁内での評判も良くなかった。関係者の間では『赤星さんなら(恫喝を)やりかねない』と話しています」
 東京ガス側から提出された資料は実に段ボール50箱以上。その中にはまだ精査しきれず、明かされていない資料もあるという。さらに、4月4日には元知事本局長の前川燿男(あきお)練馬区長や赤星氏と元部下などの証人喚問も予定されている。前川氏は、石原氏が会見で責任を押しつけようとした人物。まだまだ石原氏のウソや傲慢っぷりが明かされる可能性が高いのだ。政治評論家・伊藤惇夫氏が話す。
「百条委員会が終われば、理事会が報告書を作成します。現在、豊洲市場の用地取得について、石原氏に対し約578億円の賠償請求をするよう都に求める住民訴訟が起こされています。百条委員会の報告書で石原氏の責任が認められれば、住民訴訟にも当然影響してくる」
 百条委員会を終えたとしても、石原氏には巨額の賠償金が請求される可能性が高いのだ。
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百条委員会で〝恫喝メモ〟の存在が明らかにされると、場内にどよめきが広がった
PHOTO:蓮尾真司(1枚目) 時事通信社(2枚目)
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