尾崎豊の妻 繁美夫人に「ガーナゴールド詐欺の仲介役」疑惑

没後25年
自身も1億円近く
投資しただけでなく、
多くの被害者を巻き込んでいた
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3月11日、息子・裕哉のライブ会場を訪れ、来場者と挨拶を交わす繁美氏。本誌の直撃に驚いた様子だった
「『良い資産運用があるの』と尾崎繁美さんに誘われ、ガーナでの金採掘事業に投資をしました。本当に大丈夫なのかなと思いましたが、あの尾崎豊さんの奥様が言うなら、と信用したんです。しかし結局、分配金は途中からパッタリと止まり、現在は投資した企業の経営者ともまったく連絡がつかない状況です……」(出資者の一人)
 本誌が3月10・17日号で報じた「ガーナゴールド詐欺」が、新たな展開を見せている。
「ガーナゴールド詐欺」とは、実業家を名乗るXという40代の男が、「西アフリカのガーナ共和国は空前のゴールドラッシュで、品質の良い金が山ほど採れる」と謳(うた)い、全国の資産家から10億円以上のカネを集めながら、その配当金を支払っていないというもの。その詐欺騒動に「仲介役」として関わっていたとして、伝説のロックシンガー・尾崎豊(享年26)の妻・繁美氏の名前が浮上しているのだ。
 尾崎は覚せい剤取締法違反で逮捕された翌’88年5月、当時一般女性だった2歳下の繁美氏と結婚した。尾崎が’92年に亡くなった後、繁美氏は当時2歳だった息子の裕哉(ひろや)(27)を連れて渡米。’98年には、夫との思い出を綴(つづ)った『親愛なる遥(とお)いあなたへ―尾崎豊と分けあった日々』を出版した。
「今年で49歳の繁美さんは現在、豊氏が生前に設立した芸能事務所『アイソトープ』の取締役として、豊氏の著作などの管理やグッズの販売などを行っています」(芸能事務所関係者)
 そんな繁美氏が、「ガーナゴールド詐欺」の仲介役を務めたのは、はたして本当なのか。本誌は実際に仲介されたという前出の出資者だけでなく、Xの「ビジネスパートナー」として共にカネを集めたYという60代の女からも話を聞くことができた。
 Yは本誌の取材に、
「ガーナで金が採れるとして投資家を募(つの)り、その配当金を’15年の暮れごろから支払っていないのは事実です。また、諸事情があり、現在、投資してくれた方々と連絡は取っていません。ガーナでの事業の再開はいまのところ未定のままですが、ご迷惑をおかけした皆さんには本当に申し訳なく思っています」
 と、謝罪したうえで、繁美氏の関与についてこう証言した。
「尾崎さんとは、知人を介して’13年の末ごろに知り合いました。仲介をしていただいたのは、3人ほど。『紹介手数料』もお支払いしています。ただ、仲介をしていただいただけでなく、尾崎さんご自身にも投資をしてもらっています。’14年の1月ごろから投資をしてもらい、その総額は9600万円。他の投資家の方々同様、’15年の暮れごろから配当金はストップしている状況です」
 本誌はYが繁美氏に支払った領収書も入手(下)。そこにははっきりと、「紹介手数料」という文言が刻まれている。繁美氏に仲介された出資者たちは、合計して1億円近くを投資したが、その配当金を受け取っていないという。
「繁美さんから仲介された方々は当然、XとYを訴えようとした。しかしそれを聞きつけた繁美さんは、『騒げば騒ぐだけおカネは返ってこないよ』と諭(さと)したんです。彼らは、判明しているだけで約100万円近い『紹介手数料』を繁美さんが受け取っていることも知らない。もしそれを知れば、Xと結託しているとして、繁美さんにも『カネを返せ』と迫るでしょう」(ガーナ詐欺関係者)
 繁美氏は何を目的に「ガーナゴールド詐欺」に関与したのか。本誌は真意を聞くべく、息子・裕哉のライブ会場を訪れていた繁美氏を直撃した。しかし、記者が声をかけると、繁美氏は知人らに守られながら、無言で逃走。ライブを終えた裕哉にも質問したが、同様に無言のままタクシーに乗り込んで走り去った。
 繁美氏が取締役を務める『アイソトープ』に質問書を送ると、代理人弁護士を通じてこう回答があった。
「友人より今回の件を紹介され、魅力的な投資案件と理解したため友人に紹介したにすぎず、仲介をしたわけではありません。したがって、仲介手数料を受領したことはありません」
「ガーナゴールド詐欺」へ投資した資産家たちはいま、「被害者の会」設立に向け動いており、告訴も検討している。4月25日には尾崎豊が亡くなって25年になるが、このままでは繁美氏は、それどころではないトラブルを抱えることになりそうだ。
尾崎豊の妻 繁美夫人に「ガーナゴールド詐欺の仲介役」疑惑 画像1
’88年、結婚前の尾崎豊と繁美氏。さまざまな女性との関係が噂された尾崎だが、選んだのは繁美氏だった
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「ガーナゴールド詐欺」で仲介役を務め、手数料を受け取った領収書。少なくとも3名を仲介している
尾崎豊の妻 繁美夫人に「ガーナゴールド詐欺の仲介役」疑惑 画像2
首謀者とされるX(右端)とともに写真に収まる繁美氏。Xの会社がある香港まで出資者を連れて行っていた
PHOTO:島 颯太(1枚目) 乾 晋也(2枚目)
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